鉄は熱いうちに打て!

ここはエモーショナルの墓場

どうせ古参にはなれない私へ

 私はこれまで、4年以上同じものを追いかけられた試しがない。

 それなりに長いことオタクというものをやってきて常々思っているのが、本当に飽き性な人間というのはいるもので、自分がそれに該当するということ。ハマっているあいだの熱量はそれなりにあると謎に自負もしているけれど、何事も太く短くというか、その場の瞬発力と一時的な爆発力だけで生きている節があるなあって。

 そして私はそれを少し、いやかなり、結構、とても恥じて生きてきた。

 どこの界隈だって、古参ほど発言権がある。それはずっと昔から変わらない空気だと思います。たとえ推しが「まだ新規とか古参とか言ってんの?」と投げかけたところで、オタクのローカルな空気には残念ながら大した効果はない。まあ、実際のところは『古参が偉い』というより、単純に『知ったような口をきく声のデカい新規は忌み嫌われる』というほうが正しい気がする。たぶんこれは私がどこにいっても声がデカい新規だから余計にそう感じるんかな。自覚はあります。

 毎回新しい現場で友達を作れるほどのフットワークの軽さもないし、常にアウェーというか、勝手に歓迎されてはないだろうな〜という気分になって推し始めはずっと過ごしてる。どれだけ頭をパーにしてはしゃいでるときでも、なんなら今も心のどこかにはそういう気持ちがある。

 それで最近思うのが、たぶん私はこれからも古参にはなれないんだろうし、一生どこかで声のデカい新規のままでいるんだからそこは諦めて、誰かに遠慮してこれはもう少し経ってから発言しよう、と一度ステイしたり、自分の声がデカいことに対して謎に罪悪感を覚えたりするのもう辞めたいな〜って。

 え?! それでも遠慮してんだ?! って思う人もいるかもしれないけどしてるよ! それなりにしてる! これでもわりと気が小さいからいつも仮想敵(敵って言っちゃった)もとい見ている知らん人の存在を意識してちょっとは遠慮してる。いくらこんなWWWの片隅でも、ネットに放流した時点で不特定多数が目にする可能性があることは常に念頭に置いてるし、ご存知の通り私はだいぶ口が悪い人間なので、見た人の中で私のことが気に喰わんって人も出てくるだろうなって。検索避けしてるわけでもないし、自由に喋り続ければどこかしらに角は立つものだから。褒めたつもりのことで一回す〜ごく嫌な思いをしたことがあったので、書き方には自分なりに気をつけてきたつもり。

 その甲斐あって避けられた揉め事もそれなりにあっただろうから、何かこう……人に悪意を向けるようなマイナスな発言や意見はこれからも一旦停止して出来るだけ間引いて発信するつもりだけども、プラスの意見だったら別に、新規だからどうこうとか難しく考えすぎなくてもいいんじゃないかなって思いました。逆に、これまでのこと何も知らないからこその見え方だっていっぱいあるんだから、謙虚にやっていけば多少声がデカくても許してもらえないかなあ。声がデカいのだってべつに誰かと張り合うために意識してデカくしてるわけじゃないし、生まれつき声がデカいだけだし……。

 このまま知りもしない誰かにくだらん遠慮を続けたとして、いつの間にか書き洩らしてしまう感情があるのかもと思うと、それはなんだかもったいない気がする。ツイッターには思ってることの9割は書き残してるけど、あれは全部脳直でほとんど何も考えてないからノーカン。もう少しちゃんと考えながら、でも今の自分が思ってることを残す作業は、やっぱり大事だと思う。

 今好きなものも結局やっぱり長く好きでいられなくて、ずっと好きなんですって胸を張れる日が来なかったとしても、この先私はハマりたてこんな気持ちだったんだなとか、こういうことを考えてたんだなって読み返せる文章があったらいいなって。

 そういうことは直筆の日記にでも書いとけとも思うけど、でもプラスの意見ならもしかしたら誰かの目に触れて、その人が私の好きなものを好きになってくれたり、ないかもしんないけどエゴサに引っかかったりして、巡り巡って推しに届いたりするかもしれないし。何かをプラスの方向に転がす力になるかもしれない。だから人目に触れるとこに書くようにするのはやめません。あと誰かが見てると思うことである程度自制も働く気がする。

 人間いつ死ぬか分かんないし推しだっていつまでいるか分かんないんだから、少しでもやりたいと思ったことはやるべきだし、伝えたいことは伝えないと意味がない。そういう意味でもこれからはよりいっそう自分の気持ちをちゃんとした形で書き残していきたいな〜!

(あくまでも本人に迷惑がかからない方向で、それはマスト)

 最近ファンレターとかも全然書いてないけど、書きたい気持ちがちょっとでも生まれたらちゃんと書きたい。です。

 

 以上。フォロワーの引っ越し記事を読んでいたらもりもり引っ越し欲が湧いて家が決まりましたのでこれから転居の準備をします。頑張ります。