鉄は熱いうちに打て!

ここはエモーショナルの墓場

ハマって初めてのライブ現場が飛んだ話

 週一回書くって話だったのに先週うっかりサボってしまった……。別に誰に約束してるわけでもないのでペナルティとかは特にないけど、一回サボるとクセついてずっとサボるようになるのでちゃんとやりたかったんだよな。まあ次から気をつけます。

 一応言い訳だけしておくと昨日引越しだったのでそれなりにバタバタしていたせいもある、し、タイトルの通りのことが起こって落ち込んでたというのもある。あるのよ。

 前回の記事を書いた時点でもううっすらこれは無理かな、とある程度覚悟はしていたのだけど、その予想はまったく外れることなく行く予定だったツアーの大阪公演だけが中止になった。

 友人と2連で申し込み続けて、名古屋はふたりの予定の兼ね合いも考えてとりあえず見送って、東京は中野サンプラザとかいうふざけたキャパだったこともありついぞチケット取れずじまいで大阪だけ全通の予定だった。

 私の春ツアーは、初めてのライブ参戦は、きれいさっぱりまぼろしになってしまった。

 覚悟していたとはいえ、それでも心のどこかでやってくれるんじゃないかと思っていたところはだいぶある。前日には公式アプリにチケットも届いていた。あれはただシステム的なものによるところだったのかもしれないけど、ギリギリまで開催を考えてくれていたのだと思いたい。だいたい、今の大阪の逼迫ぶりを見て誰が中止を責めることが出来よう。

 3月にフェクライに行ったとき、私と友人は「5月にはもしかしたら声出せるかも」なんて喜んでいたものだが、声を出すどころかペンライトさえ振れず、ライブ会場にすら行けなくなるとは。自分の中の物分かりのいい部分が「時期が時期だから仕方ない、元気でさえいれば次がある」と早々に納得しても、払い戻しの手続きをしているとき、ライブ会場での企画が発表されるとき、実際にライブが始まるという通知が来たとき、心の隅っこが静かに死んでいく感じがした。

 別に気を遣って欲しいわけではない。運営サイドを責めているわけでもない。行けなくてごめんと謝ってくれたメンバーもいたけど、彼らに責任はないのだから、謝る必要なんて1ミリもない。あれはただオタクの溜飲を下げてくれるための言葉だったのかもしれないが、それすら胸が苦しくなる。わがままだね。

 昨日名古屋2Daysが無事終わって、一年以上ぶりの有観客ライブを終えた彼らの姿は心底幸せそうだった。本当に良かったと思う。エンタメが苦しい状況の中、飛躍の機会に恵まれた彼らが、それでもそのエネルギーをあるべきかたちで発散できなかったこの長い長い一年のフラストレーションを少しでも解消出来ていればいい。

 4人が嬉しそうで良かったと思えた自分に安心した。私は行けないのにという悔しさがなくなったわけではないし、多分この先東京が開催されて、そこからしばらくずっと、もしかしたらファンじゃなくなるときまで引きずり続けるかもしれないが、それでも彼らが切望し続けた有観客ライブが出来たことに対しての祝福の気持ちが無くならなくて良かった。

 好きな人たちが嬉しいと、私も嬉しい。もちろん出来れば私もそこにいたかったけど……。言ってても仕方がないので。私が嘆き悲しんでコロナが死滅するならいくらでも泣き喚いて怒って暴動を起こすが、残念ながらそうじゃない。私に出来る抵抗らしい抵抗は、とにかく健康でいて、毎日楽しく過ごして、次の機会を待つことだけだ。

 東京も、今のところは開催される予定のようなのでこのまま開催されて欲しい。私みたいな思いをする人がちょっとでも少ないといい。知ってると思うけど、4人がファンに会いたいように、ファンだってみんなあなたたちに会いたいんだよ。

 そんな感じ。書いたらちょっとだけすっきりしたかもしれない。読んでくれた人ありがとう。

 

 以上。もしこの時期にBULLET PINKがいてくれなかったら私はこの難局を乗り切れなかったと思います。毎日はしゃいでる。皿特急のオタクで良かったな。バレピ、ありがとう。