鉄は熱いうちに打て!

ここはエモーショナルの墓場

私は永遠を誓えないのに

 前回の記事、読んで元気になったと言ってくれた人が多くてうれしかったです。私もここ最近書いた自分の文で一番好き。ハッピーに満ち満ちているよね。しばらくは落ち込んだらこれを読んで元気を出そうと思います(自分の文で元気になれるのは低燃費でいいね!)。

 さて、その記事でもちょろっと書いたのですが、大昔私はジャニーズJr.のオタクでした。

 Jrのオタクなら別に珍しくもなんともない話ですが、当時応援していたユニットはデビュー出来ずに消滅。初めて好きになった芸能人だったし、担当はいたけど本当にそのユニットが大好きだったから、ま〜ショックだった。同じきっかけで自担と自ユニを好きになった親友は意地だと言って頑張ってそのあともデビュー組に残った子たちを追いかけていたけど、私は彼らのことを極力忘れるように努めて、自分の中でなかったことにしました。考えるのが辛かったんで。他にハマれるものに熱中することで逃げ出したわけです。親友はよく私のことを怒らなかったなあって今さらになって思う。私が彼女の立場なら怒るもん。絶対ここ見てないだろうけど、本当にごめんね。

 それから何年も経った今よく考えるのは、実は箱推しってめちゃくちゃ茨の道なんじゃない?! ってこと。

 これも前回ちょろっと書いたけど、生きてる人間である以上私たちの推しにはその人の人生が存在するわけじゃないですか。彼らには私たちと同じようにそれぞれに生活があり、ライフイベントがあり、人格がある。メンバー間で喧嘩もするだろうし(長く一緒にいればなくなっていくとも言いますが)、仕事が嫌になることだってあるでしょう。人気だって流動的なものだし。だから脱退なり解散なり活休なり今まで自分が好きなもの以外でも山ほど見てきて、そのたび『仕方ないよな』って思ってきた。

 自分のために、あんまり集団に深入りしすぎるのはやめたほうがいいとも。単推しが平和だよって。私もいい加減大人になりましたから。

 でもさ〜〜〜今確実に箱推しになりつつあって、いや仕方ないことなくねえ?! やっぱそんなん納得出来るわけねえし納得したくねえし永遠に私が好きなその形を保ち続けてくれよ! って早くも思っちゃってんだよね〜〜〜

 どこが大人よ。全然なってないやんけ。

 まだ何も起こってないのに心に予防線を張ろうとしている感じが、人生に疲れ切った大人という意味では大正解かもしれませんが。

 いやね、自分が言ってることが横暴なのはもちろん分かってるよ。だって私は永遠にあなたたちを推す! って本当には誓えないもん。一生好きでいるって言い切るオタクに限ってすぐ降りる。

 今はこれ以上ないってくらい好きで、その気持ちに嘘はなかったとしても。そのうちドキドキや嬉しさが薄らいで飽きてしまうかもしれないし、追いかけることに疲れてしまうかもしれないし、何かほんのささいなきっかけで嫌になることだってあるかもしれない。『好き』を持続させるのって本当に難しい。みんながみんなそうじゃないだろうけどね。デビューからずーっと同じ熱量で好きでい続けられる人だっているし。それ、実はすごい才能だよね。私は飽き性だから、それが何より難しいんですよ。オタクだって何もみんな飽きたくて飽きてるわけじゃないんだ。

 だから頭ではしっかり分かったふりしてても、どうしても願ってしまう。出来ることならずっと好きでいたいし、ずっと好きでいるためにいい意味でずっと変わらないあなたたちでいて欲しいって。もちろん良い方向に変わるのはいいんだよ?! そうじゃなくてこう……ネガティブな変化をしないでいて欲しい。まあその“ネガティブ”もこちらの基準ひとつだからなんともいえないが……。(※結婚するなとかではないです。)本当にわがままで嫌になるけど、オタクなんてわがままなもんじゃん?!

 結局どんなにあらがったところでこうして箱を愛してしまうんだから、私に出来るのはそのとき出来る精一杯でそのとき大好きなものをとことん好きでいることだけなんだよなあ。

 とまあそんな詮無いことを頭の片隅で考えつつ、私は今日もオタクにとって一番幸せな時期に浸っていま〜〜〜す!!!!! やったー!!!

 以上。にじいろカルテがやっとちょっと面白くなってきたよ。